部族少年は解毒で骨抜き

部族少年は解毒で骨抜き

可能な限り要望に応えてみたけどこんな感じでいいのか塩梅を知らないエルフ




R18につき閲覧注意なの!!





 クオンツ族の少年オニキスは、里から使いに出された人間マヌルを追跡していた。その道中、入り込んだ森の中で不運に見舞われ毒を受けるも、同じ森の中で出会ったエルフの男によって救出される。薬師を職業とするエルフの調合した薬湯の効果により、紆余曲折を経て小康状態まで落ち着いたオニキスは、エルフの拠点であるテントの中で一夜を明かした。先に起きていたエルフの男が、目を覚ましたオニキスを見て言った。

「おはよう。朝食ができている。食べられそうか?」

「……いる」

 食事を終えてから、オニキスは広々としたテントの中を見回してから言う。

「昨日は悪かったなおっさん」

「職業柄、拠点の大規模清掃は慣れっこさ。気に病むことはない」

「でも……」

「君は患者だ。恩返しなんてのは完治してから考えてくれ。それからならありがたくいただくとも」

 自身の無力さを痛感しつつも拳を握り締めることしかできず、オニキスは八つ当たりのように寝床に飛び込み毛布にくるまった。背中を向けるオニキスに、エルフの男が苦笑しながら言った。

「体調が落ち着いたなら、テントの周囲くらいなら散歩をするのもいいだろう。人里からは離れてるから見つかる心配もする必要はないだろうし」

「うるせえ」

 オニキスの投げつけた枕を手で受けながら、男はなおも笑っていた。手足に力が入るようになったことに気が付いたのは、再び眠りに落ちる直前のことだった。


 昼頃、肩を揺すられる感覚でオニキスは目を覚ました。寝床から起き上がると、エルフの男が上着と荷物を身に着けて立っていた。曰く、安全な水を近隣の村からもらってくるとのことだった。

「留守番してろってことか?」

「そうだ」

「俺が言うのもなんだけど、ここっておっさんのテントだろ。何か盗まれたり荒らされたりとか、考えてないのか」

「薬か医療器具のほか、盗まれて困るものはない。荒らされたところで掃除、修繕すればいい。それに」

「……なんだよ」

「オニキス、すでに私は君を信用している」

「――ッ!」

 遅くならないうちに戻る、と言い残してエルフの男はテントを、森を出て行った。川や水には近寄るな、と言って森の中を描いた自作らしい地図までも置いて行った。オニキスは朝エルフが言っていたことを忘れてはいなかった。

「地図まで渡すってことは、そういうことだよな」

 昨日の今日で洗濯物が乾くほどにいい天気だった。エルフ曰く、川の水は飲むには適さないが洗濯には使えるという。天から降り注ぐ陽光を懐かしく思いながらも、オニキスは地図を片手にうっそうとした森の中へと踏み込んでいった。

「あっちぃ……。もうちょい薄着で来ればよかったかな……」

 額に浮かぶ汗を時折ぬぐいながら、オニキスは森の中を歩いていた。時折木の根に足を取られながらも目的地を目指して進む。地図を見ながら歩いているため迷うことはなかったが、それでも視界は思っていたより開けていない。単純に、ここまで深い森を歩き慣れていないだけのことではあった。オニキスにとって幸いなことに、道中魔物に遭遇することはなかった。しばらく歩くと目的地である開けた場所に出た。そこは小高い丘になっており、木陰から抜け出た証のように、森の中とは違う種類の草花が茂っている。オニキスは少し高くなった視界と手書きの地図を見比べた。

「あの人間が行った方向は……あっちか?」

 クオンツ族の里から見て東側へ進行していることだけは理解できた。問題は、森を抜けた後でどう動くかだった。カルセドのもとへたどり着くには、今のところは地図を持っているマヌルを追うしか方法はなかった。マヌルの姿を見失ったのは手痛い失敗だったが、森の中の地図を手に入れられたことは不幸中の幸いだった。

「あいつ、よくこんなところ通ったな……地図には書いてあったんだろうが」

 オニキスは再び地図を見直した。地図の描かれた道、マヌルとオニキス(オニキスは途中までだ)が通ってきた道は、森を抜けるには一番危険であろう、中心部を突っ切るルートだった。マヌルを追い、何なら追い抜こうとして木々の上から追跡していたオニキスは、魔物に不意を打たれたがために全力で道を外れて逃げる羽目に陥っていた。職業柄、不意を打たれるよりも打つ側だっただけに、不意打ちへの対応力は皆無に等しかった。

「おっさんにはまぁ、今は感謝だな」

 オニキスはテントへと踵を返そうとした。日差しは変わらず強いが、風通しのいい丘の上にいる分いくらかましに思えた。ふと帰り道を見ると、森の中から一体の魔物が見返してきた。少し森から離れた丘から姿が見て取れるあたり、オニキスよりも大柄な熊だと分かった。

 オニキスはゆっくりと森へ……熊へと近づいていく。熊が鼻を鳴らしてオニキスへと近づいてくる。村の近くへと現れることがあるだけに、その相手のことはある程度知っていた。熊型の魔物は、クオンツ族の里にとっての招かれざる招待客の中の一体だった。視覚に頼り切りな人間とは違い、嗅覚でも世界を認識しているだけに、時折侵入してくることがあった。

「横、通らせてもらうぜ」

 ほんの一瞬、目の前にいたオニキスを見失い、熊は困惑しているようだった。その様子を尻目に、オニキスは慎重に森の中へと入っていった。鼻を使うことを思い出したのか、熊も振り向いてその後を追ってくる。ここで熊と戦うつもりはなかった。森の中での戦闘になれば、今の状態はオニキスにとって不都合だった。

「せいぜい追ってこい。見失うなよ?」

 不敵に笑うと、オニキスは四つ足で突進してきた熊の前から消えた。突進を食らった大木はへし折れたが、そこにオニキスはいない。真逆とも言える方向から、オニキスは姿を現した。そして、熊の後頭部へと飛び蹴りを放つ。巨体が地に伏した。

「悪いけど、もうちょっと付き合ってもらうぜ」

 少年の蹴りに倒れた巨体を乗り越えると、オニキスは森の中を駆け出した。熊もまたすぐに起き上がり、唸り声を上げながら追い始めた。

 花を散らし、草を折り、木を倒しながら、オニキスと熊の”追いかけっこ”は続く。体躯と膂力を活かした熊の大振りな攻撃は、しかしオニキスには当たらない。翻弄されながら森を破壊していくだけで、熊の攻撃がオニキスの姿を捉えることは一度たりともなかった。オニキスはひたすら逃げ回り続けた。やがて、オニキスは立ち止まり振り返った。

「さあ、来い」

 オニキスが大木を背に、腕を広げて挑発する。それを見て、熊も走る速度を上げた。オニキスの身体が消え……ることはなかった。熊の鼻先にオニキスの蹴りが、カウンター気味に突き刺さる。これまでオニキスを追うために使われてきた感覚器に外部から加えられた衝撃は、オニキスを完全に”見失う”には十分なものだった。空間からかき消えるようにして姿をくらましたオニキスを熊が追ってくることはなかった。

 オニキスは熊によって拓かれた道を駆けながらしばらく警戒していたが、熊が再び襲い掛かってくる気配はない。オニキスはそっと息を吐いた。

「これでしばらくは大丈夫だろ。道はできたし、そろそろテントに戻るか……」

 オニキスはなんとなく視線を上げた。そこにはもともと木が立っていたのだろう。熊が道中倒してきたために、そこに木はない。木は。

「やべえ……!」

 熊が住む森ならばいてもおかしくはない蟲がいた。地面からもやのように立ち上っているのは、引っ越しか脱走か、あるいは。

 単調な羽音が重なって織り成す殺意の波動が、オニキスに殺到した。


 エルフの男がテントに帰ったのは、夕方ごろのことだった。食料も飲み水も、二人で分け合っても問題のない量を手に入れてきた。テントの中にオニキスの姿を見つけ、エルフの男は安心した。だがそれも一瞬のことだった。オニキスは寝床に横たわって、昨日のように浅い息をしていた。荷物を置いて枕元へ駆け寄る。

「……おっさん。早かったな」

「遅くならないうちに戻る、と言っただろう。何があった?」

「……森に入った。ハチにやられた」

「よく生き延びた。あとは任せろ」

 処置は夕暮れの空が暗くなるまで続いた。オニキスが目を覚ますと、既に夜になっていた。月明かりが差し込んでテントの中はぼんやりと明るい。エルフの男は枕元で船を漕いでいた。オニキスが起き上がる気配を感じたのか、男が目を開けた。視線が絡み合う。エルフの男はオニキスの頭をはたいた。

「いてっ」

「危ないところだったんだぞ。まさか君がすでに刺されたことがあったとは」

「職業柄、蟲と触れ合う機会が多くてな……いてっ」

 冗談めかしてエルフの口癖を真似て言うと、エルフの男は顔をしかめてもう一度オニキスの頭をはたいた。そして表情をゆるめるとオニキスの身体を抱擁した。

「な……なにすんだよおっさん」

「君が死なないでくれてよかった。もしも駄目だったら……と何度も思った。生き延びてくれてありがとう」

「……くすぐってえから、離れろよ」

「蟲に慣れてるというだけあって、刺された箇所自体は多くなかったな。服を脱いでくれ、診察する」

 二度目ともなると素直にしたがったオニキスは、自ら脱いだ服の下を見て声を上げた。

「な、なんだこれ! 俺に何したんだ?」

「何って、ハチの毒抜きだが」

 服の下に入り込んだハチに刺されたらしい部分の周囲に、刺されたものとは思えない内出血の跡があった。刺された数よりも多いそれはまるで、熱烈なキスマークのようにも見える。

「自分はともかく、他人の身体からの毒抜きは苦手でね……気になるようなら自分でもやってみてくれ」

「……不安だからやってやるよ」

 そう言ってオニキスは、刺された箇所を自らの指先で摘んでいく。わずかな血とともに透明な液体が肌から流れ出す。

「ぐうぅ……」

「無理はするなよ。傷を触ったせいで痛みが増すこともある」

「こんなもんか?……まだ出るな」

「全部出し切るまで続けるといい。自分の身体ならなおさらだ。私は少し休む。何かあったら起こしてくれ」

「ああ」

 エルフの男が自分の寝床で眠りについた後も、オニキスは毒抜きを続けていた……体裁上は。

「んっ♡くぅっ♡はあっ♡」

 小さく声を上げるオニキスが摘み上げ、ひねり上げ、引っ張っているのは、ほかならぬ自身の乳首だった。腫れ上がった突起をつまむたびに、オニキスの口から甘い声が漏れる。

(なんで……なんで俺はこんなことを……ん”っ♡)

 オニキスは自らの乳首を愛撫しながらも混乱していた。あの後も、オニキスは自身の身体に残っているであろう毒を取り除いていた。だが、それだけでは済まなかった。ジンジンと疼く乳首は、昨日タオルで擦られたときの刺激を思い出すかのようにツンと立って存在を主張している。好奇心に負けて摘まんだ結果が現状だった。エルフの男が眠る横でオニキスは一人自らを慰め、快楽に浸っていた。

「ふぁっ♡はあ、はあ……」

 息を荒げながら乳首をこねる。その手は止まらない。もう片方の手ではズボン越しに股間をまさぐっている。

「やべぇ……イキそ……っ!」

 オニキスの手の動きが激しくなり、絶頂の瞬間が訪れる。

「イク……イッちまう……っ!」

 オニキスが身体を震わせ、果てようとしたその時。

「オニキス、大丈夫か?」

 エルフの男が眠たげな声で問うた。絶頂を押さえつけるべくペニスを潰れんばかりに握りしめて快楽に耐えたオニキスは、震える声で答えた。上気した肌の上を汗が伝う。

「……何でもねえよ」

「嘘だな。診せてみろ」

 外はまだ夜だった。完全に目を覚ましたエルフの男が明かりを点け、テントの中に光が満ちる。上裸で汗をかいてズボンの中に手を入れたオニキスを見て、男は言った。

「まだ熱があるようだな。体を拭いてやろう」

「いいって……おい、どこ行くんだよ」

「湯を取ってくるだけだ。大人しく待っていろ」

 エルフの男はオニキスを残してテントの外で水を沸かし始めた。その様子からもうしばらくは戻らないとみて、オニキスは自慰を再開しようとした。しかし、相変わらず敏感なままの乳首と違い、握りしめていたペニスはやわらかにうなだれてしまっていた。皮の先から露出した鈴口からは、射出の勢いを殺された精液がトロリと流れ出している。

「勃たなくなっちまった……」

 若干青ざめながらもオニキスはどこか冷静なまま、片手で乳首をいじり、もう片手で竿をしごき上げる。しかしわずか二日で性感帯として覚醒した乳首とは逆に、オニキスのペニスはますます力を失っていくようだった。オスとしての本能が恐怖に喘ぐ。

「ひんっ♡ど、どうしようっ♡」

「戻ったぞ。……どうした!?」

 半泣きで萎えきったペニスを掴んでいるオニキスを見て、エルフの男も青ざめた。同性として、男根が勃起する力を失うことがどういうことかを理解しているがための戦慄だった。深呼吸してから言った。

「……まずは、身体を拭こう。そちらの対処はあとだ」

 寝汗と冷や汗でベタベタの背中を拭いてもらいながらも、オニキスは青ざめたままだった。体が震えているのは羞恥ではなく恐怖のためだ。こっそり自ら乳首をいじっても、エルフの清拭の途中うっかり感じても、ペニスはぴくりとも反応しないままだった。縮こまって皮に引っ込んだ先端からは、先ほどの自慰の名残の精液と我慢汁がトロトロと流れ出している。

「汗がひどいな。昨日の薬のせいもあるのか……? 悪いが、邪魔な毛は除去させてもらう。『アトムスフィア』」

 はらりはらり、と両脇の毛が抜け落ちていく様子も気に留めず、オニキスはなおもペニスを刺激し続けていた。皮を剥いて亀頭を露出させても充血することはなく、ただむなしく恥垢の臭いが広がるだけだった。エルフの男は黙ってカリ首の汚れを濡らしたタオルで拭き取った。そして除毛剤の効果を抽出した『アトムスフィア』によって、オニキスの陰毛と尻毛を除去してからタオルで拭いた。

「一応全身拭き終わったが……大丈夫そうか?」

「ダメだ、全然勃たない。ちんこが全然気持ちよくない」

 陰毛まで除去され、尻の穴まで見られ、触れられても尚恥ずかしがる余裕がないほどに、オニキスのショックは大きかった。エルフの男は悲痛な目でオニキスを見、それから決然として言った。

「心配するな、私が治してやる。……恥ずかしいし苦しいだろうが、少し我慢してくれ」

「……うん。おれなんでもするよ」

 流れる涙を隠すこともなく、一人のED患者と化した少年は素直に男の言葉に従った。

 数十分後、全裸のまま外へ出ていたオニキスは、テントの中へ戻った。股間のそれは、陰嚢も含めて力なく垂れ下がったままだった。

「うぅ……」

「恥ずかしいだろう。悔しいだろう。……だがもう少しの辛抱だ。さっきの『アトムスフィア』で下剤の効果を付与した。出せるだけ出してきたな?」

「うん……もう何も出ない」

「言った通りよく洗ってきたな? よし、いい子だ。……それではこれから、君の前立腺を刺激して勃起、そして射精機能を復活させる」

「……よろしく、お願いします」

 テントに吊るした照明の下、寝床に四つ這いになったオニキスは、尻の穴を光に晒した。エルフの男は、手持ちの薬品の中の一つを取り出し、栓を開けた。

「それにはスキルを使わないのか?」

「これは肌に塗らないと意味がないからな……冷たいぞ」

「ひゃんっ♡ヌルヌルするっ」

「これから入れるもののために、少しでも滑りを良くしておきたいからな。……心の準備はいいか?」

「いつでもいい”い”い”ぃ”ぃぃ”ぃ”っ”っ”っ?!???!??!♡♡♡」

「おぉ、すごいな……」

 エルフの男の指は、肛門から体内へと侵入し、オニキスの前立腺を押し上げた。その瞬間オニキスは、声にならない叫びを上げながら絶頂した。しかし、そのペニスはビクンと震えただけで、先走りを漏らすだけだった。ぐねぐねと蠢く肛門周辺の筋肉が、男の指の表面を這い回る。いっそ不気味な感触を味わいながらも、男はオニキスの男根が反応したことを見逃さなかった。

「オニキス! まだだ、君のちんこは死んでなんかいないぞ!」

「本当おお”お”お”おっ”っ”っ!?♡ ん”お”っ♡ あ”お”っ♡」

 エルフの男の指先が前立腺にマッサージを行うたびに、オニキスのペニスはびくびくと跳ね上がるように反応を返した。腰を動かさないよう言われている本人も、これまでのものとは別種の快楽に思わず腰を前後させてしまう。自然と空いている両手は、自らの乳首をいじり始める。乳首はペニスとは無関係に今もなお、ビンビンに立ち上がったままだった。

「あ”っ♡イクッ♡ またイっちゃう……!! イッてるのに、止まらない……!!! 乳首もケツも気持ち良い”っ……♡」

「くっ、駄目か……」

 エルフの男のつぶやきも聞こえぬまま、オニキスは乳首をいじる手を止めなかった。しかし、ペニスのほうは相変わらず思わしい反応を返さないままだった。

「なんでぇ……? あっ、だめ……そこもっと……!!」

「ポーズを変える。仰向けになってくれ、それから足を上げて……しっかり手で持っててくれ」

 いわゆるまんぐり……オニキスはオスなのでちんぐり返しの姿勢だった。血が通いはじめ、やわらかいながらもあるべきサイズを取り戻しつつあるペニスが、先端から粘度のある汁を垂らしながら顔の上にぶら下がった。オニキスは言われたとおりに、自分の両足を持ち上げ、自分で抱え込んだ。

「これでいいのか……? そんなところ、まじまじと見ないでくれ……♡さすがに恥ずかしい……♡」

「そのままの体勢でいろ。すぐに終わる……今度こそ!」

 エルフの男は、再びオニキスの尻穴に指を挿入した。最初のローションだけではなく少年の腸液も手伝って、男の指はすんなりとオニキスの弱いところへ届いた。

「ん”ひぃ”っっ!?♡あぁっ、だめっ♡ いま、そこはっ、敏感すぎるっ♡」

「ここが気持ちいいんだな?」

「ぎもぢいいっ♡ でも、ちんこが全然気持ちよくならない……! 助けて、もう無理だ……!!」

「諦めるな!」

「ぎい”っっ”っ?♡♡♡」

 言うが早いか、エルフの男が指をぐりゅっ!と反転させる。硬く太い指による、最初の挿入に並ぶ刺激を受けて、オニキスのペニスはびん、と張り詰めるように硬さを取り戻した。勃起の勢いで、皮の先端から亀頭が露出した。鈴口に透明な汁が浮かんでいる。

「そのまましごくんだ……ってそれは無理か。上手くできるかはわからないが……うもっ」

「ん”おおひいいぃいいいっ♡射精るっっ♡♡射精るううううぅぅぅっっ♡♡♡」

びゅぶぶびゅるるるっ♡びゅるるるびゅるるっ♡

 エルフの男の口内に、オニキスの精液が大量に放たれた。男はそれを全て飲み干し、口を離して指先で拭った。そして、オニキスの男根を握って上下にしごいた。

「ああぁぁっ♡ダメだって……♡」

「大丈夫だ、私を信じろ……ほれ、ちゃんと勃起できたじゃないか」

「本当だ……♡」

「そうだ、それでこそ男だ。さぁ、もっと激しくいくぞ」

「あああっ♡やめてぇ♡これ以上されたら壊れちゃうううううう!!!!!」

「安心しろ、壊したりしない。私がついている。ほら、イケ」

「イグゥウウッ!!!」

ぶしゅぴゅるるっ♡ぴゅぴゅぴゅっ♡ぴゅるるるっ♡

 何度目かの絶頂を迎えた時、オニキスのペニスの先端からは透明な液体が勢いよく噴き出した。潮吹きだった。同時にオニキスの体もガクンガクンと痙攣する。

「おぉぉぉっ♡出てるうううっ♡おぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!♡♡♡♡♡」

「よし、これで治療は完了だ」

 快楽の余韻に浸ってちんぐり返しのまま足先まで震わせているオニキスに、エルフの男は優しく語りかけた。

「オニキス! 君は治ったんだよ」

「お、へぇ♡」

 骨抜きにされたかのように締まりのない顔をしたオニキスは、それでも幸せそうに笑っていた。


おわり

Report Page